僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/2/17

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本日の日経平均株価は前日の急上昇を受けての利益確定売りから小幅下落で始りましたが、午後に入るとウクライナ軍の手榴弾発射との報道からウクライナ情勢への地政学リスクが改めて意識されて下げ幅を伸ばし、終値は前日比227円安の反落となりました。

チャートでは昨日の陽線とほぼ同価格帯で実体の長さも等しい陰線を呈しており、2日間の値動きを合わせるとトウバとしての弱気を表す所見とも考えられます。最も、27000の下値では支持線が意識されたようで、買いが入ったことによる下髭を伴っています。

出来高は現物株では昨日とほぼ同程度で、昨日の値動きがそのまま吸収された形です。一方で先物出来高は上昇しています。

トレンドラインは微調整を行いましたが、昨日までの下落トレンド内に位置していることがわかります。一方で、トレンド上限ラインに位置しており、出来高を伴った上放れには引き続き注意です。

エリオット波動理論ではインターメディエート波のA波、マイナー波のC波として想定は変わりません。一方で今回のマイニュート波と想定される波が直前の高値を超えた場合、具体的には27800を超えた時には想定変更を考慮すべきと考えます。

まとめると、エリオット波動理論、トレンドいずれも下向きを示していることには変わりありません。前日のFOMC議事録では目新しい発表内容はなかったことからほとんど下落を見せていないようで、ここ数日はむしろウクライナ情勢に翻弄されているようです。ウクライナ情勢関係の新しい情報には引き続き注意を払うべきでしょう。