2022/2/16
本日の日経平均株価はウクライナ国境近くの軍部隊の一部撤退との報道からの緊張緩和のために買い優勢となり、終値は前日比595円高の大幅反発となりました。
チャートでは昨日の実体の長い陰線に小さなギャップをつけて陽の丸坊主を呈しました。出来高は11億5578万株で、値動きに比して少ない印象です。日経新聞の報道にもあるとおり、短期筋の売りの買い戻しが今回の値動きのメインであったことを表す所見と考えられます。
今回で大幅反発となりましたが、チャート上は仮のトレンドライン内にあること、出来高も少なめであることから下落トレンドはまだ継続中と考えられ、エリオット波動理論上でもインターメディエート波のA波、マイナー波のC波と捉えて良さそうです。想定変更の基準としてはトレンドラインの出来高を伴ったブレイクや27800までの戻しを考えます。
本日夜には米国にてFOMC議事録の発表があります。発表内容に対する市場の反応に注目すべきと考えられ、株価上昇なら下落トレンドの終了も考慮しなければならないかもしれません。