2022/2/18
金曜日の日経平均株価はウクライナ情勢をめぐる警戒が強まる中で前日の米株式市場での下落を引き継いで、前日比110円安の続落となりました。最も下値では米露外相会談の開催への見通しがついたことから過度な警戒感が和らいだことで下げ幅を大幅に縮めました。
チャートでは上髭、下髭いずれも同程度の陽線を呈しました。上髭部分は2021年8月の下値である27100のラインと一致しており、今まで支持線と考えていたラインが抵抗線として働いた可能性もあるので注意です。
出来高は11億2566万株とここ3日間は実体の長さに比してやはり少なめで、積極的な新規売買が控えられている印象を受けます。
現在短期下落トレンド内に位置し、エリオット波動理論でも変わらずインターメディエートのA波、マイナー波のC波、マイニュート波のⅲ波として矛盾はなさそうです。
来週月曜日の米国市場はプレジデントデーとして休場です。従来よりプレジデントデー前後は相場が弱い唯一の休日として知られており、特に金曜日の成績が悪いとされています。本年度も米国主要3指数が全て続落するなどやはり下落となっていることがわかります。
現在市場の関心は主にウクライナ情勢にあるようで、ウクライナに関する情報で敏感に上げ下げしていることがわかります。執筆時点ではロシアの侵攻のリスクが高まっており、さらなる下ぶれには要注意です。