僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/3/8

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本日の日経平均株価は午前中は原油先物相場の上昇の一服から年金基金などの長期投資家の買いや短期筋のショートカバーなどが入りましたが、買いが一巡した午後からは改めてウクライナ要請をめぐる資源価格の高騰から世界景気の後退が懸念され、終値は前日比430円安の続落となりました。

チャートでは昨日の下髭陰線からさらに下回って上髭が目立つ陰線であるトウバを呈しました。出来高からは本日の値動きは現物主導で動いているものと考えられ、現物出来高は18億7340万株とかなりの大商いでした。長期投資化の買いを打ち消すほどの売り勢力も大きく参入しているものと考えられます。今回の上髭の位置は25000の節目ラインと一致し、前日は支持線として寄与していたラインが抵抗線へと意識された可能性も考えられます。

引き続き中期的・短期的な下落トレンド内に位置します。エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波、マイナー波の3波として捉えられ、マイナー波はインパルスを考えます。インパルスは延長する可能性もあり、反転ポイントを予想するのが難しいですが、トレンドラインの上方ブレイクなどからある程度は推定することはできる可能性はあります。

ここ3日間の下落は以前よりも売り勢力の参入が目立ち、対抗する買いがあまり目立っていない印象です。ウクライナ情勢をめぐるファンダメンタル次第では解が戻ってくる可能性はありますが、依然として情勢は不透明であり、反転ポイントを探るには非常に難しくなっています。引き続きの売り持ちや様子見が無難と考えます。