僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2022/3/14

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本日の日経平均株価は円安ドル高による輸出採算改善への期待とウクライナ・ロシアの停戦協議への進展への期待からリスク回避の姿勢が和らぎ、終値は前日比145円高の反発となりました。

チャートでは上髭が目立ち、実体の短い陰線を呈し、トウバのローソク足を呈しました。単体では弱気を表す所見です。ちょうど上髭部分は中期下落トレンドラインとほぼ一致しており、抵抗線として意識された可能性があります。出来高は11億8702万株とここ最近では薄商いとなり、今回の上昇に寄与した圧力は比較的少なかったものと考えられ、現時点では上方ブレイクするほどの買い勢力は入っていない可能性があります。

トレンドは引き続き中期的にも短期的にも下落トレンドです。エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波、マイナー波の3波として捉えられ、インターメディエート波はインパルスを考えます。マイナー波は今後の値動き次第で柔軟に想定変更しなければならなくなる可能性が高いです。

テクニカル的には下落トレンド内で買い勢力が目立たなかったことからはまだ上昇トレンドへの転換には時期早々と考えていますが、今日はロシア・ウクライナの4回目の停戦協議があり、その後もFOMCやMPC、日銀政策金利発表など重要発表が数多く控えています。今回の薄商いもこのような重要指標発表前の取引控えによる影響が大きいものと考えられ、今後の値動きの予想はやはり難しいです。発表内容次第では今週のボラティリティも高くなる可能性があるので注意です。