2022/4/1
本日の日経平均株価は前日の米株安や期初の需給要因から利益確定売りが先行しましたが、原油安や円安から次第に下げ幅を縮め、終値は前日比155円安の続落となりました。
チャートでは引き続き実体の短い十字線を呈しました。下髭が長めとなりましたが、ちょうど前回の上昇相場でのギャップライン及び複数回の天井や底をつけた支持線のラインで反転していることがわかります。出来高は11億9029万株と価格帯に見合う大きさであり、もみ合い相場の継続として矛盾しない所見と考えられます。
エリオット波動理論では引き続き新たなインターメディエート波の開始と捉えられます。プライマリー波が推進波か修正波かの判断は現段階では難しく、グラフ内ではインターメディエート波は暫定的に1波として表記しています。現在は膠着状態なのでプライマリー波の2波もしくはB波の始まりと捉えられます。
新年度初めの相場は下落となりました。下落は十字線として買い止められましたが、出来高が少ないことからは現時点ではやはり大きな上昇は期待できないものとして捉えています。しかし中期トレンドラインまでの押しはあるかもしれないので、売りの参入は損失が許容できなければまだ見送りたいところです。