2022/2/8
本日の日経平均株価は主要企業の決算発表の中で良好な銘柄を中心に買いが入りましたが、午後には金融引き締めの不安もある中で利益確定売りや戻り待ちの売りが目立ち、終値は前日比35円高の小幅反発となりました。
チャートでは上髭が長く、実体のほとんど認めないトウバのローソク足を呈し、気迷いの中で弱気を表す所見です。複数足での明らかなパターン形成はありませんでした。
出来高は現物、先物ともに昨日より減少し、概ね値幅に伴った出来高と考えることができます。ここ数日の値動きで出来高は徐々に低下傾向にあるようです。
明日の主なイベントとしてはインド政策金利発表があります。アノマリーはありません。
今後はエリオット波動理論についても再度勉強し、チャートにも取り入れていければと思っております。差し当たって前回下方ブレイクしたトライアングルは信憑性が高いため、紫色で表しました。勉強した内容によればトライアングルは最後のアクション波のひとつ前の波として現れることが多いようで、2020-2021年の上昇相場を推進波とした時にここ最近の値動きは修正波と考えられるのでトライアングルをB波と設定することができます。現在はC波もしくは新たな推進波の1波のどちらかにある可能性が考えられるということです。しかしここでも上下方向の予想は難しそうです。
ここ数日の値動きは買いと売りの拮抗が見られ、先日までは買い集めが目立っていましたが、今日はどちらかといえば売り抜けも目立ち、方向性が定まりにくくなってきました。いずれにしても出来高減少とともに拮抗が続いており、今後出来高増加したタイミングでのブレイクに注目すべきと考えます。