2022/2/7
本日の日経平均株価は前週末に発表された米雇用統計で予想を上回る伸びを示したことからインフレに伴う金融引き締めの警戒が強まり、成長株の下げが目立って前週末比191円安の反落となりました。
チャートでは昨日の大陽線にはらむような実体の短い陰線を呈し、はらみ足のパターンです。上下髭は下の方が長く目立ち、十時線もしくは下影陰線と捉えることができ、27000の節目ラインを前に押し目買いが目立った影響と考えられます。
出来高は現物、先物いずれも一昨日の水準とほぼ同程度であり、値幅にしてはやはり出来高が高めで推移していることがわかります。今回も下落の中で買い集めが行われている可能性が考えられます。
明日のイベント、アノマリーは特にありません。本日日本時間24'00頃にECBラガルド総裁の発言があるので、念のため発言内容には注意した方がいいかもしれません。
支持線ブレイクからはさらなる一時的な上昇も期待していましたが、強気のファンダメンタルに乏しい為か、それ以上の上昇を見せていません。買い集めの時期としても考えられ、強気のファンダメンタルが出現すれば上昇も期待できる可能性はありますが、売り勢力の押しにどこまで耐えられるかには引き続き注意しなければならないでしょう。もちろん中期的には下落トレンド内で弱気と考えられます。