2022/3/16
本日の日経平均株価は原油先物価格の下落から過度なインフレ加速への懸念の後退と、FOMCの結果発表前から売り方の買い戻しなどで、幅広く買いが入り、終値は前日比415円高の3日続伸となりました。
チャートでは昨日の上髭陽線からわずかにギャップをつけて実体の長い陽線を呈しました。下髭部分は中期下落トレンドライン、上髭部分は抵抗線と概ね一致していることがわかります。本日の現物出来高は13億3986万株で、大商いではありませんでしたが、ここ数日では比較的高めであり、値動きと含めると少なくとも中期下落トレンドラインは一時的にブレイクしたものとして捉えて良さそうです。
トレンドは引き続き中期的にも短期的にも下落トレンドで、エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波(インパルス)、マイナー波の3波を考えますが、ここ最近は上昇傾向を示しており、FOMC後も上昇示すようであればインターメディエート波の1波への突入も考慮しなければなりません。
今夜はFOMC結果の発表があります。現在はFOMC前にもかかわらず大幅上昇を見せているのは売り方の買戻がメインと考えられてはいますが、政策金利上げを受けても更なる上昇を見せるかどうか、引き続き注目です。