2022/4/25
本日の日経平均株価は前週末の米株式相場の大幅安と中国景気下押しへの懸念から売り優勢となり、終値は前週末比514円安の大幅続落となりました。
チャートでは昨日の陰線から下放れて陰線を呈し、弱気を表すローソク足となりました。実体は比較的短めで上下髭が比較的目立つことからは、弱気の中でも気迷いを表しています。しかし、先物出来高は比較的値動きに準じた出来高であったものの、現物出来高は10億1350万株と値動きに比して薄商いであり、拮抗する買い勢力はそこまで大きくなかったものと推察することもできます。今週末の日銀金融決定会合などの重要発表を控えた取引控えと考えられますが、ここ数日は出来高少なめであり、どの段階で投資家参入が多くなるかは注目すべきと考えられます。
チャートパターンでは昨日までの値動きをペナントと想定した際に今回の値動きは下放れとなります。この想定では今後の値動きが2日前の直近高値をうわ回らないことが条件です。
各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):下落、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落を想定します。
出来高を考慮したOBV(日経平均先物)では3/23から今日までで横ばいです。RSI(14)は44.29で明らかなシグナルはありません。
エリオット波動理論ではインターメディエート波のC波に位置すると考えます。プライマリー波は修正波としてのトライアングル、もしくはフラットとしてのC波などが想定されます。このエリオット波動理論の想定は値動きによって随時更新すべきものと考えており、あくまで暫定的な可能性として記しています。
東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -1.5%, MOS-1.23%でした。本日は大型株メインとした弱気であり、小型株も弱気の中で比較的買いが入ったようです。