日足(2021/10/15)
本日の日経平均株価は前日の米国市場での株高と為替市場が円安に進んだ影響を受けて幅広い銘柄で買いが優勢となりました。
チャートでは昨日の陽線からギャップをつけてさらに大陽線を呈し、強気を示しています。75日移動平均線を上回ったことも強気のしるしです。出来高は昨日比で現物でやや減、先物でやや増で、全体としては同程度でした。
日経VIは低下、ボラティリティスキューは軽度にスティープ化しました。株高による安心感が生まれている中でコール買いが目立ってきているものと予想します。
久しぶりにエリオット波動論に基づいて各波の分類を予想してみました。今回上昇トレンドだとすると第3波として矛盾はないと思います。
ここ数日の株価推移を考慮していくつかグラフ指標を変更してみました。まず、今までのエグゾースチョンギャップの表記をやめ、新たに重要と思われるギャップ線を引き直してみました。このまま株高が進行した場合、今までのギャップ線はコモンギャップとして扱われる可能性があるからです。
今後重要と思われるギャップは今回形成した28600のギャップと、前回アイランドリバーサルを呈した29500−29750のギャップの2点です。28600のギャップを下回った場合、コモンギャップか、エグゾースチョンギャップとして扱われるので少なくとも持続的な株高は期待しにくくなります。29500-29750のギャップを上回れば更なる株高も期待できるかもしれません。
今後は28600のギャップを下回らなければ、上昇トレンド継続を考えます。