日足(2021/10/27)
本日の日経平均株価は利益確定売りと香港株安から売り優勢となりましたが、次第に国内企業の業績の良さを意識した買いにより下げ幅を縮め、終値は前日とほぼ横ばいとなりました。
チャートでは昨日と引き続き陽線を引きましたが、高値は昨日と同程度までの上昇に抑えられ、毛抜き天井を呈しています。
出来高は現物は昨日と同程度、先物はさらに減少しました。トライアングル内に位置していることに矛盾しない所見であると同時に、今回の売りに対する買い勢力はそこまで強くなかったものと予想できます。
日経VIは軽度上昇、ボラティリティスキューは変わらずでした。一時的な売りによる不安が増したことによるオプション買いによる影響と思われます。
現在トライアングル上縁近くまで達しており、上方ブレイクするかどうかが論点となります。個人的にはブレイクアウトには値幅に伴う出来高の上昇が必要であるため、今回の値動きでは不十分と思われます。今後の値動きと出来高に注目です。