2021/12/21
本日の日経平均株価は米国株先物価格の上昇と、前日までに1100円超下落したことを受けて自立反発買いが目立ち、前日比579円高の大幅上昇となりました。
チャートでは昨日の陰線の始値と同価格帯で寄り付き、前々日と前日間の小さな窓をつけた陽線を呈しました。ここ3日間の値動きは下放れ3法と捉えることができ、売買の判断が難しい形とされていますが、小休止を要するという点で弱気を表します。
今回の値動きは概ねトライアングルの下値が意識されたようで、米国株先物の上昇をきっかけに買いが入ったものと予想できます。(思ったより反発は早かったのは事実です。トライアングルの下値は今回の値動きをもとに微調整しています。)
先物、現物共に値幅の割には出来高は不十分でした。前日と同程度の価格差にもかかわらず、前々日や前日よりも出来高が少ないこととを考えると今回の反発は一部の買い勢力で反応したものと思われ、まだ売り勢力の十分な消化はできていない可能性があります。
今回の上昇でのトレンド方向性を予想するのは難しいですが、買い勢力の出来高が不十分なことと、下放れ3法のローソク足パターンからは、新規買いに入るには時期早々かもしれません。