僕の日経225チャート予報

日経平均株価について自分なりのテクニカル分析を行なっています。日足は毎日、週足は毎週更新予定です。

2021/12/30

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本日の日経平均株価は年末年始の休場を前に買い持高の縮小で先行しましたが、売り一巡後は短期筋のショートカバーなども入り、終値は前日比115円安で下げ渋りました。

日経新聞によれば2020年まで5年連続で大納会の日に下落するというアノマリーも意識されたとの記載もあり、納得できる理由と考えます。単純に考えれば年末年始の休場中のリスクを負いたくないので、買い持ちが減るのは当然です(売り持ちももちろん減りますが、特に現物株では買い持ちの個人投資家が多いです)。

チャートでは始値終値がほぼ等しい十字線を呈しました。ローソク足のパターンでは十字星としてトレンドの転換を表しますが、昨日が陰線を呈していたことを踏まえると強気としても捉えられるかもしれません。

前回トレンドに引き続いて今回のトレンドラインも仮に引いてみました。前回のトレンドの支持線として意識されたラインが、今回は抵抗線として働いていることがわかります。

出来高は特に現物でここ最近で最も薄商いとなりました。引き続き年末休暇前の取引を控えた機関投資家が多いことを示唆しており、今回の値動きは一部の投資家による影響で、中長期的な意味合いとしては少ないでしょう。

アノマリーでいえば1月は多くの経験則が存在します。例えば1月効果(株式市場で1月の収益率が他の月よりも高くなりやすい。特に小型株で傾向あり。)、1月バロメーター(1月の最初の5日間で上昇した場合に年間で見ても上昇する場合が多い)などが有名です。アノマリーを鵜呑みにした取引はお勧めしませんが、頭の片隅に置いて取引を行うと収益につながる可能性もあるかもしれません。

それでは良いお年を。来年も引き続き株価チェック続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。