2022/3/28
本日の日経平均株価は前営業日の米ハイテク株安の下落と上海市のロックダウンの決定から利益確定売りが優勢となり、下げ幅は一時300円超となりましたが、午後にかけて円安の進行から買いも入り、終値は205円安の10営業日ぶりの反落となりました。
チャートでは昨営業日に引き続き下髭陰線を呈しました。ここでのローソク足をハンマーと捉えるか首吊り線と捉えるかは難しい判断となりますが、短期的には下値での買いとしてのハンマー、中期的には気迷いを表す首吊り線として捉えられるのではないでしょうか。
出来高は11億1024万株と昨営業日と同程度のやや薄商いでした。買い勢力の枯渇及び売り勢力の比較的小さいことを表しますが、少なくとも引き続き中期トレンドラインに待ち構える売り勢力を突破する買いはまだ現れてないように見えます。
エリオット波動理論では引き続き新たなインターメディエート波の開始と捉えられます。プライマリー波が推進波か修正波かの判断は現段階では難しく、グラフ内ではインターメディエート波は暫定的に1波として表記しています。推進波であればインパルスかダイアゴナル、修正波であればジグザグかトライアングルなどが想定できますが、こちらも現段階での断定は困難です。
大幅続伸後の足踏みが見られています。今後は重要指標の発表やOPEC会合などの重要会議もあり、ファンダメンタルに寄与する部分も大きそうです。