2022/5/24
本日の日経平均株価は米金融引き締めや中国の景気減速への警戒感から売り優勢となり、前日比253円安反落となりました。
チャートでは昨日の十字線とほぼ同価格から寄り付きましたが、実体の長い陰線となり、宵の十字星を呈しました。相場反転の予兆として弱気を表すローソク足です。出来高も11億1351万株と昨日に引き続き比較的薄商いが続きます。短期トレンドの上方ブレイクにはやはり出来高が足りないものと考えていますが、直前の底値では多くの出来高を認めていることから買い持ちのトレーダーは多いとも考えられるため、方向性の決定は難しいです。
今回の下落で27000の抵抗線が寄与したことがわかりました。27000は節目価格であることと、過去数回の反転実績があることから強く意識された可能性があります。
マーケットプロファイルではOpen Driveタイプのノーマルバリエーションデイを表し、売り優勢となっていることがわかります。1日の値動きのうち、26950-27000が極値であり、27000の抵抗線が寄与したものと考えられます。26730−26880がレンジの拡大であり、半数以上が10:00-10:30の比較的短期トレーダーの売買時間ではあったものの、下方への拡大が認められていることからは長期の売り参入を考えます。昨日の極値となった26830は大きく下回りました。
各種トレンド動向です。短期トレンド(数日):上昇、中期トレンド(数週間):横ばい、長期トレンド(数ヶ月、200日移動平均線):下落。
RSI(14)は50.31で明らかなシグナルはありません。
エリオット波動理論ではもう少し相場の観察は必要と考えますが、現時点での想定ではインターメディエート波は不明、マイナー波ではC波に位置する可能性があります。しかし、この想定は前回底値を割った場合に変更する必要がありそうです。
東証でのその他株価指数との比較ではTOPIX -0.86%, MOS-3.16%でした。東証全体での売り優勢となっています。